浜名湖うなぎ放流イベントへ参加してみた

とって食べる
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本日「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」さんという団体が主催する、うなぎ放流イベントへ参加した。うなぎの放流だけでなく「海老仙」さんと言う、うなぎを始め鮮魚を扱う仲買業者の見学もできるイベントになっている。魚好きにはたまらないイベントだ。

うなぎ講座と親うなぎ放流体験会

今回、昆虫食倶楽部「とって食べる」さんからお誘い頂き「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」さんが主催する、うなぎ講座と親うなぎ放流体験会に参加した。

ニホンウナギの生態と資源

まずは講習に参加。内容は主に以下の通り。

  1. ニホンウナギの生態
  2. 浜名湖におけるうなぎの放流
筆者撮影 おしゃれな車海老パンフレット

ニホンウナギの生態

筆者撮影 天然のニホンウナギ

ニホンウナギの資源は、減少の一途を辿っている。2014年には国際保護連合により、絶滅危惧種の指定がされるまでになっている。

ニホンウナギは、西マリアナ海嶺付近で生まれる。仔魚は海流に運ばれ、東アジアへ近づき、シラスウナギへと変態する。その後、陸水域に接岸し、河川・湖沼へ定着すると黄ウナギとして成長期に入る。5~10年かけて成長したあと、銀化し銀ウナギとなり、産卵場へ旅立つ。

浜名湖発親うなぎ放流連絡会ポスター

浜名湖におけるウナギの放流

当協議会では、平成25年度から浜名湖地区水産振興協議会(会長=浜松市長、副会長=湖西市長、浜名湖養魚漁業協同組合、浜名漁業協同組合)と静岡県、浜松うなぎ料理専門店振興会、浜松うなぎ販売組合の連携のもと、浜名湖から成長し、やがてマリアナ海溝に向かう銀化した親ウナギを買い上げ、今切れ沖で放流する事業を行っております。

シラスウナギとなって、日本に遡上するニホンウナギの資源回復が益々重要と考えます。そこで、浜名湖地区水産振興協議会ならびに浜名湖発親うなぎ放流連絡会は、これからも継続して浜名湖を下る親うなぎの放流事業を推進したいと考えております。

浜名湖発親うなぎ放流連絡会
http://unagihouryu.com

海老仙さん見学

仲買業の海老仙さんを見学出来るということで、筆者は正直ワクワクが止まらなかった。

今日は、様々な魚を見せていただいた。改めて浜名湖の豊かさを実感した。

筆者撮影 ウナギを地下水で生かしておく
筆者撮影 養殖うなぎ
筆者7撮影 ひときわ大きいメスうなぎ
筆者撮影 メスうなぎ可愛い
筆者撮影 座布団ヒラメ
筆者撮影 ヒラメたち
筆者撮影 浜名湖産ハゼ
筆者撮影 浜名湖産セイゴ他
筆者撮影 ガザミ
筆者撮影 マダコ
筆者撮影 アサリ
筆者撮影 アナゴ
筆者撮影 トラフグ

これだけの生物が浜名湖に生息している。なんと豊かな漁場だろう。

釣りを嗜む者としては、この環境を大切にして行きたと思った。

筆者には大きなことは出来ないかもしれないが、少なくとも釣り場にゴミは捨ててはならない。

最低限のマナーだと思う。

本日も、うなぎの放流の為に海浜公園へ行くと、打ち捨てられた釣りの仕掛けが目に入った。

当然回収したが、心が痛かった。

釣りは、自然に親しむ趣味ということを肝に銘じて欲しいと思う。

うなぎの放流

筆者撮影 弁天の鳥居

最後は、浜名湖へウナギを放流する。

筆者一家を代表して、うちの長男が放流する。

ちなみに長男はうなぎに触るのが、本日初めてだ。

長男「ツルツルする!」そうだろう、そうだろう。

触れてみなければ分からないことがあるのだ。

長男にとっては、貴重な経験となった。

波打ち際に離すと、スルスルと海の方へ泳いでいく。

筆者撮影 うなぎ放流
筆者撮影 うなぎ放流

これからマリアナ海嶺への長い旅が始まるのだ。

頑張れ!ニホンウナギ!

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