今回は、竹島水族館へ行ってみた。小規模な水族館だが、常連客の心を掴んで離さない。アットホームな水族館。著者目線で、素晴らしい展示をいくつか紹介して行きたい。
唯一無二!竹島水族館「たけすい」とは?
竹島水族館「たけすい」とは、愛知県蒲郡市にある小規模水族館。
どのくらい小さいかというと「サッカーコートの半分」
同じ愛知県で有名な、あの「名○屋港○族館」の40分の1。
しかし、魚種は約500種、4500匹を飼育している。
本当の驚きはここからだ。水族館にあるまじき入館料設定だ。
なんと大人500円である!
大事なことなのでもう1回言う。大人500円である!
さらに…小中学生は200円である!
水族館でこの価格設定は破格。維持管理費は何処から出ているのであろうか。心配になってしまう。
また、年間パスポートも驚き。
大人1250円、子供500円もう訳が分からない。儲ける気はないのだろうか?
蛇足だが、館長が全国の水族館の中で2番目に若いらしい。
ああ…何か奇抜な展示も頷ける。いい意味で。
著者の水族館ランキングで、この「たけすい」はトップ5に入る水族館だ。
愛をこめて、展示を紹介していく。
竹島水族館「たけすい」の展示 淡水魚ゾーン
久しぶりに来たため、入口から新展示で度肝を抜かれた。
なんと、アリゲーターガーの白変種「プラチナアリゲーターガー」がいるではないか!
超希少種で、かなり高額で取引されていた事例もある。
著者は実物を見たのは始めて。
美しい。なんと美しい魚体。まるで真珠のようだ。
ちなみに、アルビノ個体ではない。
その証拠に、目がアルビノ個体特有の「赤」ではなく「黒」だ。
色素が無い訳ではなく、正常な遺伝情報により体色が白いのだ。
しかも、水槽に3匹も。圧巻だ。
1匹だけ、比較用の通常色のアリゲーターガーが混泳されているのも憎い演出。
ピラルクを始め、ガーやナマズ類水槽。
著者が淡水魚の中で一番愛している「ピラルク」水槽だ。
ここの個体はまだまだ小型だが、尾周辺の色の出方が素晴らしい。今後の成長に期待。
ピラニアナッテリー水槽。
なぜか皆水槽の奥に向いている。イメージと違い、案外臆病な魚だからか。
日本の淡水魚水槽。鮒。
何故かずっとカメラ目線の個体が1匹。かわいい。
こちらはカワムツ水槽。
ここのも1匹だけカメラ目線の個体が。かわいい。
次はウキゴリ。
ウキゴリの整列。かわいい。
竹島水族館「たけすい」の展示 海水魚ゾーン
「たけすい」名物ウツボマンション。
この密度。圧巻。
「たけすい」名物根魚マンション。
空室が多いのはご愛嬌。
コバンザメ。愛嬌がある魚だ。実物を見て、意外に大きいと驚かされる。
コバンザメの吸盤が、これほどはっきり観察できるのも「たけすい」ならではか。
ゴンズイボール。
他の海水魚との混泳は見たことがあるが、ゴンズイのみの展示は珍しいか。
ミノカサゴ。毒魚2連発。この他にもハオコゼや、アイゴなどの展示もある。
館長毒魚好き?
カワハギ水槽。うまく撮れていないが、実際にはもっとたくさんのカワハギが泳いでいる。かわいい。
水族館でマストなコーラルリーフももちろん抑えている。
この水槽は床面に設置。360度から観察できる水槽となっている。
子供に大人気の水槽だ。
海水魚コーナーに、突然カピパラコーナーが出現する。
カピパラのショーもあるらしいが、現在コロナの影響で中止。残念だ。しかし、かわいい。
こちらも突然淡水魚。テッポウウオだ。
著者は、テッポウウオも大好きである。子供の頃テレビでテッポウウオの狩りを見て、大好きになった。思い出の魚だ。
魚体もかっこいい。素敵な魚だ。
深海ゾーンのタカアシガニ。
この後、意外なゾーンで再度お目見えすることになる。乞うご期待。
竹島水族館「たけすい」の展示 タッチプールゾーン 深海生物にタッチできる!「さわりんプール」
子供達お待ちかね、タッチプールゾーンだ。
「たけすい」のユニークさが爆発しているゾーンだ。
その名も深海生物にタッチできる!「さわりんプール」だ!
如何だろうか?かなりファンキーなラインナップだ。
巨大ナヌカザメは、大人しいと分かっていても触るのに勇気がいるだろう。
感触は鮫肌だが柔らかい。クセになる触り心地だ。
生きたタカアシガニに触れることは稀だろう。
イガグリガニなどは、ぱっと見危険生物だ。触ってみると、そうでもないのだが。
やはり一番人気はオオグソクムシか。子供たちが次々に触っていた。
グソクムシに触れる水族館も稀だと思う。是非体験してみてほしい。
竹島水族館「たけすい」の展示 まったりうむゾーン
照明を落とした大人な展示。まったりうむゾーン。
その名の通り、まったり魚を愛でるゾーン。
妻と一緒にベンチに座って、ゆっくり鑑賞したいのだが、子供がいてはそうはいかない。
いつか2人だけで来たいものだ。
まとめ
現在はコロナで中止しているが「アシカショー」も人気。
館内は手作り感満載で、随所にかわいいペイントが見受けられる。
この手作り感満載の雰囲気が竹島水族館の最大の魅力。
撮影はしなかったが、飼育員お手製のPOPも見所の一つ。
魚への愛が伝わってくるが、どこかクスッと笑えるセンスの良さが伺える。
そんなアットホームさが、常連客を引きつけるのかもしれない。
著者もすっかりその一人なのだが。
何度でも足を運びたくなる、そんな水族館だ。
最後に見所をもう一つ。入口のオオグソクムシ時計。かわいい。欲しい。
以上!コレにて納竿!
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