「初心者にも釣りやすい魚は何?」そんな事を考えている方もいると思う。ズバリ答えよう。はじめの一匹に、筆者からは「ブルーギル」という魚を勧めたい。今回のブログでは、はじめの一匹「ブルーギル」を釣る為のメソッドを書きたいと思う。これで君もギラーの仲間入りだ!
ブルーギルという魚
サンフィッシュ科に属する淡水魚。北米原産。
昭和35年に日本に移入される。
以降、全国に生息地が拡大。
現在では全国の河川、湖沼に生息。
体長は最大30cm程度に成長。
北米では、食用にも用いられる。
そして、ブルーギルは「特定外来生物」に指定されている。
釣る事自体は違法ではない。
しかし、釣った魚を飼育すること、ほかの場所へ生きたまま移すことは
法律により罰せられる。
また、地域によっては釣った後の再放流を禁止している地域もある。
注意して頂きたい。
最初の一匹にブルーギルを勧める理由
ブルーギルは釣れる
とにかく釣れるのだ。
数が釣れる上に、フナやハヤと比べても引きが強い。
釣って楽しい魚だ。
釣れる理由は「動くものに喰いつく」習性がある為だ。
その為、ルアーなどにも反応が良い。
しかし、まずは手堅く釣れる延べ竿での「ウキ釣り」で狙って欲しい。
ブルーギルを釣る 延べ竿での「ウキ釣り」
初めは、ブルーギル用の仕掛けセットを使う事をオススメする。
初心者が仕掛けを作るのは難しい。
既に出来上がっているセットを延べ竿の先端(リリアン)に結ぶだけ。
結び方も、仕掛けセットのパッケージ裏に記載されていることが多い。
しかも、仕掛けセットには切れた時の予備針も付いている。
いたれりつくせりのセットである。
竿の選択は、池なら2.7cm~3.6cm程度で十分だろう。
竿の長さに合わせて、仕掛けの長さを選ぶとよい。
ブルーギルの好む餌
ズバリ言おう。ブルーギルの餌は…
なんでもいい。
本当になんでもいい。
著者が釣ったことのある餌やルアー
- ミミズ
- 赤虫(蚊の幼虫)
- サシ(ハエの幼虫)
- 小ザリガニ
- スジエビやモエビ
- 練り餌
- パン
- マイクロスプーン
- マイクロワーム
- スピナー
などなど。
以前にも書いたが、針だけに喰って来た記録があるほど。
だが、手堅く釣るならば「ミミズ」だろう。
著者が一番ブルーギルを釣っている餌だ。
ミミズの腹(中心)に針を刺す「チョン掛け」にすれば
ミミズの生きを損なわず、餌がよく動いてくれる。
それが誘いとなり、魚が釣れる。
まずはミミズから挑戦することをオススメする
ミミズなんか触れるか!(怒)という方に
こういう方、少なくないのではないか。
ご安心を。練り餌や、パンでも充分釣れる。
その時に重要なのが「誘い」だ。
虫エサは勝手に動いてくれるが、パンや練り餌はそうはいかない。
ゆっくりと竿を動かして誘いを入れる。
仕掛けを水中に入れたまま、移動しても良い。
ブルーギルを釣り上げる
アタリは明確に出ることが多い。
基本的にウキが沈んだら合わせればいい。
しかし、たまに居食い(餌を持っていかずその場で食べること)
をすることがあるのか、明確なアタリがない事もある。
その為、少しでもウキに変化を感じたら、合わせを入れることをオススメする。
のんびりしていると、針ごと餌を飲み込まれてしまう。
針は外しやすいよう、カエシを潰しておくこともオススメしたい。
ブルーギルを釣るポイント
水中に障害物があり、変化のあるポイントがオススメ。
具体的には以下のとおり。
- 杭まわり
- 水草のある岸
- 水中のブロックや石
- 流れ込み
- 木々の影
など。このような所に、ブルーギルが群れで居着いている。
池に到着したら、まずは変化のあるところを探す。
釣れなければ次のスポットに移動して、順番に探っていけば良い。
まとめ
手軽で簡単に釣れるブルーギルだが
本場アメリカでは、ブルーギル釣りは自然に親しむポピュラーな遊びだ。
休日に家族で自然公園に出かけ、ブルーギルを釣る。
その場で捌いてバーベキューの一品に。
ブルーギルはアメリカでは「パンフィッシュ」と呼ばれ、フライパン料理として人気だ。
豪快で素敵な文化だと思う。
さらに「ギラー」と言う、ブルーギルのルアー釣り愛好家も存在する。
しかし、何故か日本での地位は低いと感じている。
ブラックバス釣りの外道として位置づけられる事も多く、不遇な扱いを受けている。
皆さんには是非ブルーギル釣りを楽しんでもらいたい。
このブログを読いだ皆さんが、立派な「ギラー」になってくれる事を、心から望んでいる。
以上、これにて納竿!
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