ブラックバス。淡水で釣れる魚種の中で、一番人気があるといっても過言ではない魚。様々なルアーが開発され、ゲームフィッシングとしての地位を確立している。そんなブラックバスを簡単に釣る方法がある。邪道と言われても気にするな!
ブラックバスという魚
![](https://matituri.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0181-576x1024.jpg)
正式名称は「オオクチバス」と言う。
「オオクチ」というだけあって、小魚だけでなくカエルやエビなど口に入る物は何でも捕食する。
サイズは30cm前後。
最大で60cmを超える者も存在する。
性格は獰猛で臆病。
2面性がある魚だ。
警戒心が強いが、一度捕食スイッチが入ると果敢にルアーを追う。
そんな性格が、ルアーマンを虜にするのかもしれない。
ブラックバス餌釣りの竿
竿は延べ竿を使用する。
この、延べ竿でブラックバスを釣るのが楽しいのだ。
50cmを超える個体が掛かると、道糸が張り詰め糸が鳴る。
とてもスリリングな釣りだ。
筆者は延べ竿3.6mを愛用している。
材質はカーボンをオススメする。
グラス竿でも充分釣れるが、反発性に富むカーボンの方が、寄せやすいと思う。
ブラックバスの餌釣り仕掛け
仕掛けは驚くほど簡単。
ブルーギルやオイカワの時に紹介した様な「ウキ釣り」仕掛けで、充分釣ることが出来る。
一応、専用の仕掛けも発売されている。
筆者は、仕掛けを自分で作成している。
道糸はナイロン2号。
ウキは玉ウキ6号で良いだろう。
筆者は針を丸セイゴ針の13号を使用している。
餌の大きさを考えると、このくらいの大きさが良いと思っている。
ブラックバス餌釣りの餌
餌は一つ。ドバミミズだ。
これ一択である。
「ドバミミズなんて触れるか!」という方も多いだろう。
しかし今回は…一択である。
しかもドバミミズは現地調達が良い。
枯葉が堆積している所などが狙い目だ。
![](https://matituri.com/wp-content/uploads/2021/10/photo-1507783548227-544c3b8fc065.jpg)
釣具屋で購入したミミズでも釣ったことはあるが、圧倒的にドバミミズの方が食いが良い。
餌の大きさは、10cm以上のものが釣れるように感じる。
ブラックバスの釣り方
バスがエサを食うと、浮きが横にスーっと水中に沈む。
これは、バスが餌を持って行っている証拠だ。
著者は、浮きが水中に沈んだら、2~3秒ほど待って合わせを入れている。
餌を持って行った後、しっかりと食わせる為だ。
後は、ゆっくり引きを楽しめば良い。
簡単な釣りだが、延べ竿での大物釣りとてもスリリングだ。
希に、嬉しいゲストが掛かる時がある。
筆者の場合、バス釣の合間に、巨大なヘラブナを何匹か釣り上げた。
![](https://matituri.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0173-1024x576.jpg)
これはこれで面白い釣りだ。
ブラックバスを食べる
ブラックバスは、元々食用魚として海外から移入された。
その為、美味いのである。
筆者は釣り上げるたびにバスを食べていたが、積極的に推奨するものではない。
特に池で釣った場合、生物濃縮が気になる。
しかし、著者もその家族も池のバスを食べたが、至って健康だ。
自己責任で食して欲しい。
筆者はブラックバスを
- フライ
- 唐揚げ
- 香草焼き
で食べたことがあるが、どれも最高に美味しかった。
白身でクセがなく、個人的には揚げ物に向いていると思う。
調理の際に注意することは、ブラックバスの「臭み」だ。
ブラックバスの臭みは、主に腹の中(肋骨付近)の油と、皮にある。
食べるときは丁寧に肋骨を取り去り、皮を引くことをオススメする。
しかし、ブラックバスは特定外来種。生きたままの移動が禁止されている。
その為、筆者は釣ったその場で締めてしまう。
締め方は簡単。
ブラックバスのエラを、何箇所かハサミで切断するだけ。
すると、夥しい血液が流れ出す。
エラを切ったバスを、水の入ったバケツに頭から漬けておけば、自然に血液が抜け、血抜きが完了する。
![](https://matituri.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0184-1024x576.jpg)
また、地域によってはリリースを禁止している場所もある。注意が必要だ。
まとめ
![](https://matituri.com/wp-content/uploads/2021/10/DSC_0301-576x1024.jpg)
「ブラックバスはルアーで釣るもの」と言う固定観念があるかもしれない。
また、ゲームとして見たときに、ルアーで釣ったほうが戦略的だと思う。
しかし、ブラックバスの餌釣りは、高確率で釣れるため、楽しいのだ。
数が釣れる上に、時々ほかのゲストも交じる。
子供などはこちらのほうが喜ぶだろう。
しかも、釣った魚が食べられれば最高だ。
皆さんも、是非ブラックバスの餌釣りを楽しんで欲しい。
以上、これにて納竿!
コメント