今回は、近隣の親水公園にて野草採りを楽しんだ。公園の通路際は、スイバの宝庫だった。今回は、スイバを採って食べることとした。ちなみにスイバを採って食べるのは人生初。果たしてどうなるのか。
野草スイバ(酸葉)とは?
学名:Rumex acetosa 分類:タデ科ギシギシ属
別名:サトギシギシ・スイカンボ・スイジ・スイナ・スカンポ・スシなど
生態
空き地、土手の斜面、田畑のあぜなどに生える多年草。北海道、本州、四国、九州に分布する。
特徴
●形状:根生葉を放射状に伸ばして株をつくり、春に花茎を直立させて30~80cmの草丈になる。
●葉:根生葉には長い柄が有り、葉身は長楕円形で先端は鋭形、基部はホコ形となる。葉をつけたまま冬を越すが、冬季の葉は赤紫色を帯びやすい。
●花期:5~8月頃、分枝した茎先の円錐花序に、淡緑色~帯紫緑色の小さな花を輪生状にたくさんつける。
見極め&採り方のコツ
ホウレンソウに似ている
春の新芽と、冬場の霜にあたって軟化した葉を、いずれも根ぎわから摘みとる。「ギシギシ」に似るが、本種は葉や葉柄が赤みを帯びやすく、葉の縁が波打たず、葉の基部がホコ形をしている。
調理法
サラダ・和え物・生食・酢の物・漬け物
アクは弱く、熱湯をくぐらせる程度で良い。シュウ酸を含むため、生で多食するのは避ける。
今すぐ使える山菜採りの教科書|大海 淳
今回も、筆者の「教科書」である「いますぐ使える山菜採りの教科書」から、スイバについて引用させていただいた。
この教科書の素晴らしさを、少し紹介させて欲しい。
特に筆者が気に入っている部分は「山菜の特徴」を写真付きで細かく解説しているところだ。
野草や山菜には、似ているけど違う植物が多く存在する。
そんな植物と、野草・山菜を区別するのに、この本の「山菜の特徴」が役に立つ。
是非、皆さんにも手に取っていただきたい1冊だ。
スイバの採り方
今回スイバを採ったのは、公園の通路際。日当たりのいい場所だった。
岩の際にも自生しており、通路の中というよりも、端に自生していることが多かった。
スイバの株は、写真のように放射状で自生している。
スイバを発見したら、根ぎわから手で摘み取るだけ。前回紹介したノビルよりも簡単だ。
川の土手で野草採集 ノビルの採集方法から下処理、料理法までを解説
写真のように大きな株も見つけることができたが、今回は小さな若い葉を中心に採集した。
何となく大きな葉よりも、小さな葉の方が美味しそうに見えたからだ。特に根拠はない。
今回も1食分採れたので、野草採りは終了とした。
野草、山菜は食べる分だけ採るようにしたい。
スイバの下処理
葉を水で洗いうだけ。特に特別なことはない。
大まかなゴミや砂が取れれば充分だ。
見た目は完全に食材。
ベビーリーフのようだ。サラダに入っていたら気がつかないかもしれない。
スイバの調理法
今回は、「スイバのおひたし」を調理していこうと思う。ダイレクトにスイバの味を感じたく、シンプルな調理法を選んでみた。
レシピは以下の通り。
- スイバ(適量)
- 削り節
- 醤油(適量)
調理手順
- 湯を沸かす。
- 沸騰した湯にスイバを入れ、茹でていく。※あまり茹ですぎると変色してしまったり、食感がなくなってしまう。
- 削り節と醤油をかけて完成。
完全に茹で過ぎた。湯に入れた瞬間からどんどん色が変わり、正直焦った。
どうやら、湯通しするだけでも良かったらしい。
食感もなく、色も悪くなってしまった。残念。
皆さんも気をつけて欲しい。スイバは湯通しするだけでも良い。
味は…酸っぱい。
それ以外に形容する言葉がない。
しかし、嫌な酸っぱさではない。これはこれで美味しい。
食感があったら、もっと楽しめたのに。次回は気をつけよう。
まとめ
調理は失敗してしまったが、スイバの酸味は存分に楽しめた。
これは好きな人は好きな味ではないだろうか。ぜひ挑戦してもらいたい。
うちのモルモット「バイソン」もスイバが大好きなようで、モリモリ食べていた。
モルモットは、シュウ酸が含まれた植物は多食してはいけない。
今回も、味見程度に小さな葉を一枚だけあげてみた。
ちなみに、ブログ初登場の我が家のモルモット「バイソン」だが、決してストリートファイターⅡのバイソンから名前を取ったわけではない。
毛の色が「アメリカバイソン」に似ていたため「バイソン」と名付けた。
名付け親はうちの嫁である。嫁のネーミングセンスしか勝たん。
今後も、色々な野草の採集方法、下処理、調理方法などを、筆者なりに伝えていきたいと思っている。
以上!採集おわり!
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