本日はちょっと番外編。昆虫食倶楽部さんのイベントに参加してきた。イベントの名は「バッタをとって食べる」以前、トノサマバッタを食べた事がある為、その美味しさは知っていた。今回はほかにも色々ご賞味頂けるとのこと。楽しい会になりそうだ。
昆虫食倶楽部「とって食べる」とは
【とって食べる】はセミ、バッタ、野草など身近な自然の中にいる生き物(=四季折々の自然の恵み)を自分たちの手で捕まえて、料理して、美味しくいただく、自然を味わうイベントです。
「とって食べる」ホームページより引用。
素敵。素敵すぎるイベントである。
最近はコロナの影響で流れてしまったイベント(セミをとって食べる)もあった。
また、今回のイベント後、まだ新しいイベントは企画されていないとのこと。
段々寒くなるから、生き物相手のイベントは難しくなる。
その為、生物に関わるトークイベントなどを考えているとのこと。
それはそれでそそられる内容だ。
ともかく、昆虫食倶楽部「とって食べる」は自然に親しみ、自然を味わうイベントなのだ。
トノサマバッタ捕りからイベント開始!
まずは捕らねば始まらない。
会員は、とある河川の川原に集合した。
著者は、トノサマバッタ捕りが自慢ではないが上手い。多分、釣りより上手い。
トノサマバッタ捕りはスポーツである。
草むらに足を踏み入れると、バッタが驚いて飛び出してくる。
高速で飛ぶバッタの機動を見極め、着地点まで猛ダッシュする。
そして、再び飛び上がろうとする前に、網で仕留めるのだ。
そう、トノサマバッタ捕りはダッシュ&キャッチなのである。
しかしその日は生憎の曇天。非常に気温が低い。
バッタの活性も低そうだ。草むらに入っても反応がない。
こういうときバッタは、草むらの影でじっとしているらしい。
とても地味な捕獲作業となった。
やはり、こういう時は、目線の低い子供が有利。
子供はあっさりとバッタを捕まえる。
嫁も良型のバッタを1匹捕まえた。
方や私は…無念の0匹。
「バッタ捕りはスポーツだ!」が聞いて呆れる。
釣りのボウズよりキツイな…内心そう思った。
捕まえにくい環境だったが、子供たちが頑張って、なんとか一人1匹食べられそうだ
昆虫食 調理開始!
本日のお品書き
- トノサマバッタの天ぷら
- ミンミンゼミの天ぷら
- ミンミンゼミ幼虫の天ぷら
- ツクツクホーシの天ぷら
- ヨモギの天ぷら
- アメリカザリガニのビスク
- アメリカザリガニの塩ゆで
- 虫ピザ
- 虫パン
- ごはん
如何だろうか?著者はワクワクが止まらなかった。
では、実際の調理をご覧頂こう。
ザリガニを茹でる。菌や寄生虫を死滅させるため10分ほど茹でる。
下ごしらえの際は、用水路の香りしかしなかったため、さすがの著者も心配したが、煮てしまえばただのエビ。食材にしか見えない。
如何だろうか。
まるでフランス料理ではないか。
ちなみにザリガニは、諸外国では「クロウフィッシュ」の名で親しまれる食材だ。
デザートの虫パンの仕込み。
イナゴをキャラメリゼする。イナゴを甘く調理している。
なぜなら、このイナゴが虫パンのメインだからだ。
お分かり頂けただろうか。
これが噂の虫パンである。虫が頭を覗かせているから「虫パン」である。
キャラメルの香りが食欲をそそる一品だ。
次は、子供たちに一番人気だった虫ピザだ。
これは本当に美味しかった。
トッピングにチーズとコオロギ、ジャイアントミルワームが入っている。
これが驚きの相性。抜群なのだ。
最後にメインディッシュ。バッタの天ぷら。ヨモギ天を添えて。
バッタは単純。生きたまま天ぷらにするだけ。
著者が個人的に食べるときは、2日間ほど糞ぬきする。
その上で、舌触りの悪い足や羽を取る。
その後、下茹でし天ぷらにする。
本日は、昆虫食倶楽部さんのしきたりに則り、ワイルドにそのままいただく。
昆虫食のフルコース 実食!
さあ、出来上がった。昆虫食のフルコース。
まずは汁物から。ザリガニのビスクだ。
美味い。美味すぎる。とても濃厚な海老の風味がする。
ザリガニの塩ゆでもまんまエビ。
これは、いろいろな生物が餌にするわけだ。文句なく美味い。
虫ピザは、思いのほかミルワームが美味しかった。
虫の中から出る体液が、クリミーナ味わい。チーズとよく合う。
うちの子供もこれが一番のお気に入り。
ちなみに生地にも、バッタの粉末が練り込まれている手の込み様だ。
最後にバッタの天ぷら。
これはもうジューシーさと食べごたえを併せ持つ、最強の昆虫食。
セミやミルワームも美味しいが、著者はやっぱりバッタが一番好きだ。
まとめ
最高のひと時を過ごさせてもらった。
生き物が好きな方たちと、採取をし、語らいながら虫を食すことができる。
これ以上に贅沢な時間があるだろうか。
昆虫食は、食糧危機の観点からも注目されている分野だ。
確かに見た目は悪いかも知れない(著者は、虫カッコイイと思うが…)
しかし、味は悪くない。悪くないどころか美味しいのだ。
皆さんも是非、昆虫食にトライしてみてはいかがだろうか。
以上!これにて納網!
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