野草とって食べてみた 昆虫食倶楽部さんと「とって食べる」 魅惑の野草ワールド!

とって食べる
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本日は、「とって食べる」昆虫食倶楽部さんのイベントに参加してきた。イベントの名は「野草をとって食べる」筆者も色々と野草は採集してきたが、今回は野草採集の達人にご教授頂けるとのこと。今まで口にした事の無い野草を食べられるかもしれない。

昆虫食倶楽部「とって食べる」とは

「とって食べる」はセミ、バッタ、野草など身近な自然の中にいる生き物(=四季折々の自然の恵み)を自分たちの手で捕まえて、料理して、美味しくいただく、自然を味わうイベントです。

「とって食べる」ホームページより引用。

野草採集からイベント開始!

残念ながら、本日は雨天。

まあ、外遊びの達人は、少々雨が降っている方が燃えるというもの。

釣用雨具フル装備で、野草採集に挑む。

今回のフィールドは「富塚椎ノ木谷特別緑地保全区」

椎ノ木谷保全の会さんが、ボランティアで緑地の保全を行っている。

緑地には貴重な動植物が確認されており

動植物の採集活動は禁止されている

今回は特別に許可を頂いて、野草の採集活動を行っていく。

1度筆者も訪れた事があるが、隣を流れる河川の様子を見に来た時に少し立ち寄った程度。

本日は、ゆっくりと保全地区の中を見ていく。

元々は田園が広がっており、今は湿地帯としてその姿を残している。

散策中、耳をすませばシュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえる。

彼らは今、繁殖期との事だ。

こんな環境の中で野草採集が出来るなんて、至極の極み。

達人の方々は、どんどん野草を採集して行く。

筆者は、中々野草の姿を見つけられない。

「慣れてくると、見える世界が変わる。」らしい。

羨ましい。早くその境地に達したいものだ。

沢山取れたよ 野草祭り開催!

達人の方々のお力で、参加者全員の胃袋を満たせる量の野草が採集出来た。

採集出来た野草はおよそ以下のとおり。

  • ワラビ
  • フキ
  • ミツバ
  • ヨモギ
  • ドクダミ
  • オオバコ
  • イタドリ
  • セリ
  • タネツケバナ
  • カラスノエンドウ
  • スイバ
  • ギシギシ
  • タンポポ
  • アザミ
  • ツクシ
  • セイタカアワダチソウ(新芽)

早速、調理していくっ!

参加者全員で、大人も子供も一緒になって調理していく。

これも「とって食べる」の醍醐味だと思う。

子供たちは、調理も採集も本当に一生懸命だ。

この子達を見ていると、未来の日本は安泰だと思う。逞しいね。

野草を実食 命に感謝 いただきます!

大量の野草を、一心不乱に調理。

野草にはアクが強いものも多く。丁寧なアク抜きが必要だ。

旨いものを食べる為には、手間を惜しんではならない。

今回の調理で、様々な野草の調理方法を知ることができた。

これほど人生の経験値になる体験も珍らしい。

やはりこのイベント、最高だ。

本日のお品書き

  • セリ・ミツバ・ワラビ・イタドリ・カラスノエンドウのお浸し
  • タネツケバナのカラシマヨ和え
  • タケノコとアザミの炒め物
  • オオバコ・ヨモギ・ドクダミ・セイタカアワダチソウの天ぷら
  • ヨモギの草団子
  • 塩豚とヨモギの炊き込みご飯
  • スギナ粉のピザ
  • フキの煮物
  • セリとタケノコノの味噌汁
  • ヨモギ蒸しパン

野草満漢全席完成。

命に感謝、いただきます!

う、美味い!どの料理も最高だ。

野草独特のほのかな苦味がアクセントとなって、どんどん食べられてしまう。

筆者の一押しは「塩豚とヨモギの炊き込みご飯」

豚の脂でシツコイ味かと思いきや、ヨモギの香りで豚の旨みが増幅されている。

また、新鮮なヨモギの香りが食欲をそそり、おかわりをしてしまった程。

「セリとタケノコの味噌汁」も絶品。

味噌は薄めだったが、物足りなさを感じさせないセリとタケノコノ存在感。

意外だったのが「タケノコとアザミの炒め物」

アザミは葉に刺が生えている。手でも刺が痛いのに、これを食べる?

大丈夫か?と筆者は思ったが…

実際には、これが美味い!

調理してしまうと、さほど刺が気にならない。

アクも無く、クセのない味。タケノコとの相性もバツグンだ。

昆虫食倶楽部のスタッフさんからは

「アザミは、美味しいから食べられないように刺が生えているんだよ。」と。うん、納得。

未だかつて、こんなに草を食べたことはない。いやはや、満足満足。

ごちそうさまでした!

まとめ

本当に貴重な体験をさせていただいた。

昆虫食倶楽部さん、椎ノ木谷保全の会さん、本日はありがとうございました。

食べられる野草が、こんなにもたくさん自生していることに感動を覚えた。

個人的にも野草採集を続けていきたいと思う。

そして、こんなにも豊かな自然がある郷土を大切にしていかなければと感じた。

以上、これにて納竿!

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